『痔』の手術をすると『肛門のしまりが悪くなって、便が漏れるようになる』と聞いたのですが本当ですか?

素朴な質問 Q&A
『痔』の手術をすると『肛門のしまりが悪くなって、便が漏れるようになる』と聞いたのですが本当ですか?

24時間WEB予約

寺田 俊明 Toshiaki Terada

寺田 俊明Toshiaki Terada

  • 理事長
  • 院長
  • 大腸肛門病センター長

寺田病院HP:
https://terada-hospital.or.jp/

『痔』の手術をすると『肛門のしまりが悪くなって、便が漏れるようになる』と聞いたのですが本当ですか?『痔』と一言で言っても、いろいろな『痔』があるのは話してきましたね。いわゆる『いぼ痔(痔核)』の手術では肛門を締めている括約筋には一切触れず、切ったりはしてきませんから肛門のしまりが悪くなることはありません。しかし、『あな痔(痔瘻)』の手術では、トンネル(瘻管)が筋肉の中を通り、手術の際にどうしても傷ついてしまうわけですから、深い複雑な『あな痔(痔瘻)』の術後に後遺症として肛門のしまりが悪くなってしまうことは程度の差こそあれあると思います。『痔』の手術をすると『肛門のしまりが悪くなって、便が漏れるようになる』と聞いたのですが本当ですか?

『痔』の手術をすると『肛門のしまりが悪くなって、便が漏れるようになる』と聞いたのですが本当ですか?ただ、そういう手術をした方がほかの人に話すときは『痔の手術してからさあ』と、言って『ひどい深いあな痔(痔瘻)の手術をして』と言わないので、聞く人が誤解を招いてしまうのでしょう。専門医の手術であれば『いぼ痔(痔核)』はもちろん、『深い、複雑なあな痔(痔瘻)』であろうとも、なるべく筋肉を傷つけない温存手術を施行いたしますので安心してご受診ください。『痔』の手術をすると『肛門のしまりが悪くなって、便が漏れるようになる』と聞いたのですが本当ですか?