肛門周囲の皮膚の下を這うようにばい菌がトンネルを作ってしまう病気です。膿みを溜めては破裂して、硬くなり、また膿みを溜めての繰り返しです。放置してしまうと徐々に病変が拡大してしまいます!
『あな痔(痔瘻)』を伴わない原発性のものと『あな痔(痔瘻)』を伴う続発性のものがあります。まずはしっかりと『あな痔(痔瘻)』があるかどうかの診断が必要ですね。
肛門の超音波検査やMRI検査で肛門との交通があるかどうか確かめるのが大事です。
イメージ的には
ですね。原発性のものは痔瘻と違い肛門との交通がないわけです。
治療的には『あな痔(痔瘻)』の開放術式と同様にトンネルの屋根を取っ払ってあげればいいわけです!!
中等度までの『膿皮症(化膿性汗腺炎)』はだいたいこれで治ります。
ただ重度な広範囲なものになると・・・・
皮膚移植などを行う必要があります!